ウエストエドモントンモール:West Edmonton Mall

 先週と引き続き、エドモントンへの一泊2日の旅のお話。朝9時ごろ家を出て、着いたのは1時過ぎだった。

 とっととモールへ入って軽く腹ごしらえをしてお買い物へ♡West Edmontonモールは、規模が本当に大きい。写真はモールの中にある波のプール。これ以外にも、スケートリンク、海賊船のような船のあるアトラクションなど、ファミリーでちょっと遊びに来るにはもってこいという感じ。これといって目当てのものがあったわけではなかったけれど、このモールにはアルバータ州唯一のユニクロがある場所。ということで一応チェック。あとはそれぞれ時間を決めて単独行動のあとランデブーとなった。

 このモールがさらに大きいと感じることに、Simonsというカナダのパルコみたいなデパートが隣接している。私はそのSimonsをのぞこうと、入り口を探して迷っていた。

 あれ、ちょっとお店とはずれちゃって妙な雰囲気の人が休憩?しているなあ、というところに足を踏み入れた時、ファーストネーション系のアクセサリーの店がが目に留まった。後で友人に聞いたら、きっとそこはレント費が安いのではと。引き寄せられてか中に入る。小さいアクセサリー屋で、若く感じのいい白人の女の子が店員をしていた。彼女の普通な感じと、本当に感じの良さに返って驚いた。あまり人の来ないような店でのアルバイトだと思うのだけれど、彼女は退屈そうにしている風もなく、なんだか楽しそうに見えたからだ。
 目に留まった、半分プラスチックで半分木制のバングルを右腕に入れてみた。「それすてきよね」と彼女も言った。「ねー、かわいいと思ったのよー」なんて返答しながらバングルをはずそうとしたのだけれど、入ったものの抜けない。はっと力を入れて引っ張ると、なんと木の部分が壊れてしまった。「えっえええ?」とあまりのことに目が点、口は開いたままだった。「えー--。ごめんね!!!」と謝ると、彼女は小さな声で慰めるように「大丈夫。それかなり長い間そこにあったものだから(しょうがないの)。」と言ってくれた。
 なんとなくそのまま出るわけにもいかず、これは何か欲しいものを探して買って出ないとかな、と、いい加減までうろうろしていた私なのだが、この事件のすぐあと、なぜかさっきの「妙な休憩人」の一人が店に入ってきた。店内3人ともなると、かなり満員感の出るスペースのお店である。

 20分はいた気がする。結局皮のバングルが気に入って買って出たのだけれど、その間例の別の客(男性)は、ちょっと高級めの、鍵を開けてもらわないと見れないアクセサリーたちを店員の彼女に頼んで見せてもらい、ああでもないこうでもないと、とっかえひっかえ選んでいた。私の会計が済んだあとすぐに「やっぱりなんとなくどれもしっくりこないよ。悪いなあ」といって彼も店を出る。
 この出来事を後でなんとなく考えていた。彼は、一人では入りにくい店に私がいたからチャンスと入ってきたか、または、もしかしたら私を救う気で、カモフラージュとして入ってきたのだろうか、と。いやー、いやいや、考えすぎ。なんにせよかわいい店員さんだった。

 Simonsのほうに入ってうろうろした後、友人と待ち合わせ場所で会う時間に。モールにあるTsujiri(辻利)ーこれも友人が教えてくれた!ーそう、京都にあるという抹茶専門のカフェで。

 なんとCalgaryにもあることを後で発見するのだけれど、とにかく最近抹茶にはまっている私は大興奮。なぜか二人でソフトクリームの乗った抹茶フロート、つまり氷を震えながら食べた。

 ホテルに無事チェックインしたのは7時過ぎ。夕飯は車で5分のタイ料理店へ。二人で12時近くまで話した後は、私のスイッチが切れるのには時間がかからず、友人はあまり眠れなかったという。次の朝、またしても友人の提案で初体験のレストランで朝食。

 続く。