3度目のワクチン始まるーStarting 3rd Vactination

 去年中止になったけれど、今年は開催された家の近所のロデオ際。すっかりペンデミックなんて忘れちゃったモードに見えるのだけれど、現状はアルバータ州とサスカチュワン州は国の足を引っ張っている。

 ずっとバケーション中だったPremierであるJason Kenneyが勤務に戻り、9月3日に屋内でのマスク着用の義務が再び授けられた。

 アルバータ州ではワクチンパスポートシステムをずっと否定している。ところがケベック州が先頭を切って始ることに。お隣のBCでもオンタリオでも始まる。しかしどうも、このJason Kenneyの率いる政党はなぜかそのシステムを否定していて、マイノリティーのワクチンを受けない人々のせいで、医療システムの90パーセントのICUがまたしてもコロナ患者で埋まっているという事態になって、苦し紛れの解決法を発表した。それが、「ワクチンを受けてない人には100ドルをあげるから9月からの新たなワクチンサプライ時に受けるように」という、お金をあげてまでして彼らを動かすしかない、という結論に至ったようだ。

 誰が見てもおかしなこの政策はもちろん州民の怒りを買っている。ちゃんとモラルをもって2度のワクチンを受けた人々が馬鹿を見て、今の新型ウィルスを広げて医療施設を脅す原因となったワクチンを受けていない人々がご褒美をもらえる、というわけだから。

 ワクチンパスポートはヨーロッパですでにはじまっていることで、カナダの主要な州もやりだすとなれば、遅かれ早かれ結果的には同意して始めるのだろうと予想するけれど、ニュースでたまに見る「患者はワクチンを受けるか受けないか選べるべきだ」とか、「必須にするべきでなく、一人一人選ぶ権利がある」という主張は、今のところ私には理解できない。メディカルな理由があるとかはとにかく、ただ受けないと決めたなら、当然レストランに行くことも映画館に行くこともあきらめて、工夫して過ごしてもらうしかない。それがワクチンパスポートの意味することだろうけれど、州政府はこのマイノリティーを守る?という形をとっている。レストランや映画館なんかをあきらめたって、十分ほかの手段で楽しめる世の中だし、ワクチンを受けないと決めたならばウイルスを広げないように努力するのがその権利の下の責任、だよね。

 3日間のイベントであるロディオ際を今日も駐車場から見ると、空気滑り台(?)なんかで楽しそうに、けれどかなり込み合ってたくさんの子供達が楽しんでいる。屋外でのマスク着用はしなくてもいいとことになっているけれど、これはちょっと心配。

 外はとても美しい日々が続く勤労感謝の日のウィークエンド。

 また一週間💛