日曜日のセッションは私にとってはイベント的に楽しいもので、今朝も満月が見える中、カルガリーへと運転。クライアントGとその旦那様Mr.C、そして大好きなワンちゃんに会いに。
まずはMr.Cからセッションが始まる。雑談なしの集中セッション。そしてGが続いて降りてくる。ワンちゃんも一緒。Gとのトピックは今日も買い物。ジルサンダーとユニクロのコラボのコートが半額に落ちて、買っちゃったことを告げていたので、今日はそのコートを着てお披露目。
つづいてGの最近の買い物。写真のワンちゃんがかけているシャネルのカードホルダー。Ebayで買ったそうで、セーラーがGに、買った後の写真を送ってと頼んできたらしい。「私は自分の写真を撮るのは趣味じゃないから、犬でもいいかと聞いたの。そしたらいいと言ったので、とって送ったのよ。そしたらね、みんな自分と商品の写真を送ってくるのに、犬は初めてで、彼女のインスタグラムにのせたところ、多くのコメントが来たんだって。」と、上の写真がそれ。「犬もシャネル」という題目らしい。
ちなみに犬の名前はスクラフといって、写真より100倍かわいい。出迎えと送り迎えにはキスをしに来るし、セッション中は仰向けに寝てお腹を思いっ切り出してマッサージをせがむ。ちょっと太めだから、さわり心地となんとなく寄りかかってくるときの体重がなんとも愛おしくかわいい。
シャネルなど、金額からも生活スタイルからも全く無縁だけれど、デザイナーがラガーフィールドに代わってからと、彼の後継者のテイストはとてもモダンでかっこいいとは思う。というと、「シャネルのシューズとか、バックとか、オンラインで見てごらんなさい。すべてソールドアウトなのよ。ものすごい額のものなのに、特に若い子たちが夢中で買っているみたいなの。まったく、いったいどこからお金が出てくるのかしらって思うわよ」とつづく。
次いで、最近プラダのスカートをオンラインで買ったとG。まだ届いてないけれど、どんなスカートか説明してくれた。Gは服の買い物はするけれど、ほとんど着ないで終わっちゃうという。私と違ってオフィスワークだし、仕事でもプライベートでもどこかに行くことが多いのだから、どんどん買ったものは着るべきだし、全く着る機会があるじゃないかというと、結局同じものしか着ないという。でも買い物は好きということで同感。レベルは違えど。
本当に、ここでの生活だけだと、いい靴を履いて歩くことも少ない。もっと実用的なのはスノーブーツだし、それでほぼ2，3か月以上過ごさねばならないような気候と道路事情。それでもほしい物リストだけは増えていく。
帰り際、GとMr.Cがスクラフを家の前の公園に散歩に連れて行く準備でみんな玄関に。Mr.Cにもコートを見せて、「半額で買った」というと、「おお、それはいい仕事をしたね。Gは金額を見ないで買うからねえ。」とMr.C。楽しみが制限されている今は、ちょっとでも気分が上がることをできる範囲でしているのならいいとしたい。
日本の孤立・孤独対策室というのができたそうだが、英語だとMinister of Lonelinessといって、いったい何だろうと思った。経済的不安があまりなく、買い物ができるうちは女性はきっと元気でいれる気がする。仕事をとりあえず続けていけてる女性もきっと。実践的で根本をサポートするような制度であるといい。
3月、また一週間。