セカンドドーズーSecond Dose

 今朝は激寒警報がでた。昨日ぐらいから来週にかけては朝方まではマイナス30度以下。日中上がっても最高な日はマイナス22度となっている。

 こんな寒い中は、できれば遠出の運転は避けたいのだけれど、今日は2度目のワクチンを受けに。本当は2週間前に接種が終わるはずだった2度目の接種は、ギリギリ延ばされて今日となったのだった。ワクチンはまだ医療従事者やロングタームケアー施設にいる人々などのみ。

 今週いつものように高齢者であるプライべートのクライアントへのピラティス指導をしに、カルガリーの自宅へ向かった。ものすごーくかわいい犬を飼っていて、ベルを鳴らすととりあえず吠えるので、いつもドアをノックする。その日はなぜかなかなか出てこなかったのでベルを鳴らした。

 オーノー、と言って出てきた彼女。「メール受け取れなかった?2度もメールしたけど、返事がなくてどうしたかと思っていたのよ。従業員の一人がCovidにかかってしまって、私も自粛しなくちゃならないの。おそらく今週2度のセッションをスキップしたら、来週はだいじょうぶだとおもうのよ。いったいどうやって彼女はCovidにかかったのか・・・」と、来てしまった私に申し訳なさそうに説明してくれた。

 メールは来てないよと確認し、問題ないよーと伝えて、大好きなワンちゃんにハグしたりなでたりキスしたりした後、家路へ。一応私はマスクをしているから、ワンちゃんに移すことも移されることもないと過信しているのだけれど、残念なことにニュースでは犬や牛にもウィルスが見つかっているから、本当は良くない気がする。

 とにかく、彼女と彼女の旦那さんが、何もなく過ごせていることを願っているけれど、彼女も早くワクチンを受けたいと首を長くして待っている一人。

 どうにかして受けようという人々がでてきて、ダーリンの話によると、問い合わせで$30だかを払うから受けさせてくれ、という人もいるのだという。今の状態から何とか自由になりたい、元の生活に戻りたい、という気持ちはみんな同じで、ワクチンを受けることでちょっとは旅もしやすくなる、という浅はかな希望があるのかもしれない。ここアルバータ州は月曜日から、ロックダウンの緩和がされて、レストランやカフェでのEat in(店内で食事)が規制の中で解禁になる。友人とのお茶の時間が常連の人や、週に何回かの外食が当たり前の人々にはちょっとうれしいニュース。

 カナダにはスノーバードと呼ばれる人々がいて、たいていがメキシコやアリゾナ、フロリダなどの温かいところに家を持ち、カナダとの間を行ったり来たりする人々が多い。その人たちに政府が課した要綱のなかに、カナダに到着した後の最低3日間は、政府指定のホテルに自粛し、その滞在額は個人持ちというのがあり、スノーバードたちは反対の声をあげている。 うーん、彼らに同情する気持ちは一つもないかな。

 ちょっとばかりコロナのカーブも下がってきていろいろなビジネスがゴーサインになってきたから、まだ気は抜けなくとも希望の光。

 去年のこの時期には日本にいて、梅の花の開花や、緑の見える日本はすてきだと思った。また一年。

 また一週間💛