アメリカの貧困層って?-Poverty in USA

 写真はピラティススタジオオーナーの家の子馬とロバ(ミュール?)。ロバのほうはイタリアから来たのだそうで、結構やんちゃで一緒にじゃれながら時々後ろ足蹴りをするそうだ。

 さてカナダでは一か月以上前にサンクスギビングを迎えたけれど、アメリカではサンクスギビングのホリデーに入り、これからはクリスマスまっしぐら。以前フードバンクに食料をもらいに行く高速道路の大渋滞のことをブログに書いたけれど、またもやその様子がアメリカのニュース番組で取り上げていた。アナウンサーの人がカメラの前でしゃべる後ろは、ゆっくりゆっくり走らせて進む、永延に長い車の列。

  私たちはその映像を何気なく食事中に見ていた。その時、よーく見ると、アナウンサーの後ろを走っている車がメルセデスベンツであることを発見した。乗っている人は黒人の女性二人だったけれど、このフードバンクの行列って、ただただ無料で食料がもらえるというので並んでいるだけ? ということか。だとしたら、非常に自分勝手で、ほんとのほんとの貧困者に食料が渡るのか問う問題。

 いや、そんなベンツに乗っちゃっているから貧困なのか。なかなかアメリカの貧困というものは何なのか、根本的な問題を考えさせられる風景だった。

 日本には福袋というのがあるけれど、この福袋というのは、なんとなくアメリカの文化に似ている。ブラックフライデーというサンクスギビングの後にある各お店の大セールに列を作り、とにかくお得に手に入るものをゲットできればと期待を膨らませている北米の人々と同じような。まあ、福袋やコスフレというのは、いいお店のものなら、気に入らなければ誰かにあげればいいのかもしれないけれど、なかなかその人の気にいらないものをもらって本当に良い経験をできるのも少ない気がする。

 さーて、コンマリさんを見習って、ときめく物たちだけと過ごす準備をしてみようかな。

 また一週間。