写真は多分先週に現在クラスを持たせてもらっているオーナーの家兼スタジオの敷地内でとった写真。「トレイルにつながっているから、クラスの合間に時間がある時はいつでもそこから(策)入り込んで散歩して楽しんでね」と秋になりたての美しかった日に言われた。しかし広い敷地である。
今朝読んだニュースの記事に世の大金持ちたちがダウントンアビーのような生活に戻ろうとしているというのがあった。ペンディミック中、普段は世界中を飛び回って楽しんでいるお金持ちたちが、安全で自分たちや家族、そして知人が最大に楽しめる生活というプライオリティーを考えはじめた。それでヨーロッパのその手の不動産業社は大忙しなんだそうな。同じようなことを、ペンディミック第一波の時に見たのだが、それはプライベートボート(大きくて立派なやつ)を売る業者の人が、すごく忙しくて、商売大繁盛だというものだった。
ダウントンアビーのような、ゲストが何人も泊まれる部屋があって、食事もコックがいてレストラン並みの部屋とテーブルセット、プール、テニスコート、乗馬、スパ、立派な庭などがすべて備えられた家を買う半分の大金持ちの人たちはイギリス人だと。そして、今ではかなり売れ切れてきて、取得困難な状態も出ているとその記事は言う。
一方で、ペンディミックのロックダウンの影響で厳しい生活がさらに厳しくなった、イギリスの孤児院育ちの人々の生活の記事もあった。白黒の孤児院時代の写真に写っていたその少女の現在は、孤児院育ちの旦那さんとの結婚生活に子供が二人。TVやおもちゃやソファーなど、現在の暮らしに必要なものは人並みにはあるように見えたが、仕事のカットをこのコロナ中に目の当たりにして、その日その日で仕事を探しているとのこと。
白黒の写真はその人の30年以上前のものだと思ったが、かなり多くを語る。ごくごくまれに、どんなに貧困でもそれを感じないほど楽しく過ごしていたという思い出のある人もいる。それはものすごくそこに労力を使って子どもをケアする大人がいたからだろうと思うけれど、孤児院というところはなかなかそうはいかない(いかなかった)のだろうと思う。ものすごくいいものを食べていなくても、ものすごくいい服を着ていなくても、ものすごい家に住んでいなくても、感謝してすべてを丁寧にケアして過ごすことを覚えなくては、またはそういう環境にいなくては、どこか心の深いところが病んでしまう気がした。彼女の旦那さんは、パニックアタックの症状があるのだそうだ。特にこのペンディミック中は精神的に圧力下にいるに違いない。
思うに、今一般人が楽しめることと言ったら(特に女性は)、ショッピングしかないのではないかと思うほど、カルガリーのモールは週末でなくても人がいっぱいだとラジオで行っていた。ユニクロとジル・サンダースのコラボ商品を一つでも買おうと並ぶ日本や海外の様子も見た。オンラインのオーダーは自分も含めて日常になったけれど、同じようにものすごい人々が使っているに違いない。おかげで郵送のほうは遅れ気味。てんてこまいなのかもしれない。しかもそろそろクリスマスショッピングというのが始まっている。
ダーリンは必要なものでオーダーしたいものがあるのだけれど、いろいろ考えて今はしないという。そいう配慮ができる人は素晴らしいと心から思いながら、まだ来ていないオーダーを2点待つ。贅沢はやっぱり慎むときかと思うけれど、ちゃんと吟味して買って、一度手元に来たものはありがたくケアして使うと決めれば少々罪悪感も和らぐかな。
また一週間☘