ステージ1-Stage 1

 暖かく気候のよいロングウィークエンドを迎え、stage1というカテゴリーに入るビジネスのオープンが始まった。びっくりするほど外は急に車も人も増えている。

 Covid19でいろいろな今までのプライオリティーがシフトしたわけだけれど、スーパーではあれだけ環境にやさしくと、マイバッグが推奨され、ビニール袋はどこも有料になっていたのに、今はマイバックを持ち込んだ場合は自分でそこに詰め込むことをルールとし、キャッシャーが触らないように配慮しなければならない。

 衛生第一になると、無駄といわれていたものは必要無駄となる。日本の商品は過度に包装がされているという気はしていたが、こういう時、衛生面ではピカ一ではないかと思われる。

 スーパーの、自分でスコップですくい量り買いをするコーナーは一切NGとなっている。野菜果物なんかも、「今は手に取って品を触って商品を吟味しないように」と表示されている。

 必要無駄といえば、先日ダーリンが週末楽しみにしているお酒を買いそびれたので、隔週で7日間働かなくてはならないダーリンにちょっとしたご褒美と、いつもより良質のヴォッカとウィスキーを買ってあげた。写真の左がグレープからできているというヴォッカで、右はそれほど高級ではないが、シングルモルトのスコティッシュウィスキー。

 両方とも瓶が素敵だったり、箱を開けるとさらに薄い包装紙でラップをされている瓶が入っていたり、なかなか凝っている。喜ぶダーリンだが、量を飲むにはもったいないと、いつものウィスキーをやっぱり買いに行った。

 カナダ産のウィスキーで、いつも買っているものがあるのだが、いつの日か、容器が瓶からプラスティックに変わたそのウィスキー。その他の国産のお酒もプラスティックに変わってしまったものがいくつかある。まったく、環境問題を言っているこの時世になぜプラスティックになってしまったのかわからない。どちらにせよ、質が下がったような気分になるのは言うまでもない。

 無駄かもしれないけれど、入れる瓶や包装に凝るということは、自分たちの作った品物を誇りをもって提供するという感じがあって、買うほうもなんとなくありがたくいただこうという気になるよなあ、とつくづく、実用性とか合理性のほうが先に行くこちらの商品の味気無さを感じていた。日本でも安酒がプラスティックや牛乳パックのようなものに入って売られているように、プラスティックにわざわざ変わったということはとても残念なことだと思うのだが。

 一方、量り売りは実は私はとても好きだった。なんといってもごみが減るし、少量しかいらないものなんかにはとても便利。いろいろな店がまさに開こうとしているなか、それぞれの工夫は店次第となっているというのも、これまたなかなか大変だろう。量り売りが専門のチェーン店があるのだが、あそこはどうするのだろう。

 スタジオはステージ3のカテゴリーなので、早くても再開は8月ぐらいになるだろうと予想されている中、ビデオミーティングの連絡が来た。どんな工夫で安全をキープできるかチャレンジングだし、こんな中、新たにパッケージを買ってピラティスを続けることができる方はいいが、そうでない方も出てくるだろうなあと、これからの変化を想像しながら。

 また一週間~。