新年あけましておめでとうございます。もう一匹の施設の猫、クリスタル。こいつは、めちゃくちゃかわいいのだけれど、ソファーを引っかいたり植物を食べたりするので、痴呆症の方々が入っていてドアがキーナンバーを押さないと開かないユニットから出てはいけないことになっている。・・・で、本日も3回以上脱出成功。そのたびにまたユニットに放り込まれる。
新年になり、そうそうからポリティカルなニュース。アメリカがイランのソレイマ二司令官と彼の車に一緒にいたイラニアンの友人を殺害してしまったニュースは日本ではどれだけ大きく取り上げられているだろうか。
政治家や役人、知識人のみならず、市民からの尊敬と信頼を受けていたソレイマ二司令官の葬儀は、ものすごい人で送られている。
さらに輪をかけてトランプ大統領が「(イランが)復讐として我々を攻撃しようものなら、イランの文化遺産を狙ってぶち壊す」というような、びっくりするような暴言をツイートするので、これは行くところまで行って、戦争犯罪者として捕ってしまえ、という感じである。
ダーリン情報によると、アメリカの軍隊員がイランのアメリカ領事館攻撃に対する復讐として殺害するイラン人リストをトランプに見せたという。そのリストはずらーと名前が載っているだけのリストだったのだが、ソレイマ二司令官の名は一応一番最後に書かれていたという。リストを差し出されたトランプは、こいつだ、と指をさしたのがリストの最後の名前で、それがソレイマニ司令官。それを聞いた軍隊長はまさかと驚いたそうだが、大統領命令に従った。嘘か誠か、とにかくトランプの周りには優秀な人ほどみんないなくなり、どうしようもない人しかついていない(ダーリンの見解)らしい。トランプは指名したとき、その人物がどのような有力者かなど知らなかったとしか思えない。
世界の反応はというと、事件の後すぐにロシアとフランスが「これはアメリカの大きな過ちだ」と指摘したという。最近ではドイツがアメリカに対してNOといった(アメリカからの石油輸入を断った)。ドイツはロシアとスイスの会社が作っているパイプラインを通してスイスから石油を輸入するはずだった。断られたアメリカがここにメスを入れ、スイス側にパイプラインの建設工事を中断させ、ドイツを困らせるというニュースがあった。何にしてもアメリカにNOを言うという勇気は素晴らしい。
そして日本。日本はどうしてもアメリカの下部という風に映るらしいのだが、そうそう外れてもいないだろうと思う。今回のことでイランはアメリカの軍隊撤退を強いている。おそらく軍隊はイランから撤退するだろうということで、ある意味これだけでもイランの勝利だという。日本はまだまだアメリカ軍に出て行ってほしいという政治家と国民の声は低いのではないだろうか。しかし同じことが北朝鮮で起きたとしたらどうだろう。アメリカ軍のいる日本は一番手近なターゲット。
今年はオリンピックも東京であるし、何とか平和に乗り切れるといいのだけれど。
日常は止まらずまた一年進むのみ。せめて市民レベルでは誰しも仲良く、平和に歩いていきませう。