週末辺りは雲に包まれ、高台に行くと町が雲で見えないという、美しい景色になった。それを撮りたかったのだけれど、車でぐんぐん上って行ったのでシャッターチャンスを逃した。が、なんとなくフェンスの向こう側が白く線になっているのがわかるだろうか。これが町を覆った厚い雲。
日曜日、今朝は2クラスだけ予約が入っていて、そのあとは元旦までスタジオのほうはお休みに入る。今朝の初めのクライアントは1年以上突き合わせてもらっている50代の女性。ケガや病気などいろいろな理由で、仕事はすでに退職しているのだけれど、多くの趣味を持ちながら毎日忙しく、その上に更なるケガをしてやむなくセッションを数か月休んだり、とにかく、退屈はしていない。
加えて、ドクター、ボディーワーカー、セラピスト(マッサージやフィジオなど)ととにかくいろいろな専門家に見てもらっていて、ピラティスもいろいろなスタジオで試しており、今のところ私で落ち着いているという感じである。今年の最後のクラスは、最近ケガをして痛めた腰筋と右肩の回しをすると違和感があるのでその動きを制御しながら、しかし強化とストレッチをしながら、あっという間の集中した時間となった。次のクライアントが来て二人で、あれ、もう時間?!と気づかされた。
帰り際、「この後は頭のほうの運動に行くの」という。彼女のご両親がクロアチアからの移民で、だいたい話している内容はわかるし、読み書きもクロアチア語でちょっとはできるが、しゃべることが難しいのでクロアチア語のレッスンをゆっくりだけれど学び続けているのだという。クラスはグループで、バックグランドが共通している人々の集まりだという。どんな時もアップダウンしながらアクティブに生きるのをやめない姿勢が素敵だと思う。
このような方をみると、私は本当に、仕事と家にいること以外、何もしていないなあと思うわけだけれど、どことなくいっぱいいっぱいで、自分のペースでいくしかないと開き直る。
外は夕べ降った雪が積もって十分かわいい景色なのだが、降り足りないようでまた降りだした。みんなホワイトクリスマスは好みのようで、このかわいい景色があと数日もつといいと口にする。
クリスマスは日本では休日ではないけれど、それぞれの年末をお迎えになりますように。