写真はどこかというと、カルガリーダウンタウンの新しくできた公共図書館。うわさに聞いていたけれど、かなり素敵な、美術館より美術館っぽい図書館で居心地の良い場所。
New York Timesの記事にも載ったというこのカルガリーの新図書館へ、ダーリンの重たい腰を押しながら訪れてみた。入口から大きく広がった木造の天井。ノルウェーとニューヨークに本部を置くスノヘッタという設計事務所のデザインということだ。
中は4階まであって、それぞれの階が広々としたスペースを持ち、まだきれいなソファーや椅子、テーブルがあったり、カフェかと思うような美しい囲いの勉強部屋もあり、現代の学生はラッキーだなあとつくづく思った。
この日はファーストネーションの催しがあって、太鼓とその歌声で、少々勉強どころではないような雰囲気だった。そのあとは、大道芸人?みたいな人が、子供たちのためにマイクで面白いことを言ったり見せたりして、ノイズは続いていた。
私たちのように、ちょっと足を運んで上から催しを時々見ているという人々も多くいた。
この後ランチをすませ、ダーリンの行ったことのないGlenbow(グレンボー)美術館へ行ったのだけれど、この図書館の跡だと、古い美術館はまるで古くていけてないホテルの跡をそのまま借りて会場となっているだけのようで、せっかくの月替わりのエキシビジョンもなんだか少し残念感が残る。がんばれカルガリーもう一歩、というところだろう。
近所のトレイルに久々に行って自然を堪能するか、カルガリー市内に行って文化体験をするか、というチョイスだった天気の良いこの日、ちょっとでも文化、そして都会(あくまでもここコクランより)へ行くという選択は、私にとってはものすごい癒しとなっている。いつも休みの日はコクランに埋もれているダーリンを連れ出したこともなかなか良かった。当日の朝「あまり気分でないので来週にしてもいいか」と言われたときは、一日台無し気分で過ごすかとしばらく心が曇ったが、何とか折れて行くことを決めてくれ、すっきり晴れ晴れとしたよい結果となった。
ちなみに前回のブログで触れたフラメンコショーには行けなかったのだけれど、まあ、後悔はない。また一週間、よくお過ごしください。