ある朝。この日はやっと冬用のタイヤに変える予約をしたので、Canadian Tireという、車のことを見てくれるカナダではメジャーな店へドロップオフ。1時間半ぐらいかかるので一度家に帰る。幸い徒歩で15-20分以内の場所にある。
朝一番の予約をしたので、休日のこの日は何となく面倒だなあという思いがよぎったが、さっさとやることを終えてピリッとする外を歩きながら見る朝焼けからは、なかなかのエネルギーをもらった。
今朝は今朝で、あまりにもうれしい旧友からのメッセージ。ニューヨーク時代一緒に働き、また遊んだ仲間の一人だった。特に何ということはないが、自分のことを思い出してくれて、会いたいなあと言ってくれる友人。そんな友人がいるというのは誰にとってもはうれしいことだと思う。
彼女は現在京都で焼き肉のお店を開き、生き生きと過ごしている。昔から自分のお店を持ちたいと言っていた。面倒見がよく働き者で、根本的にやさしい性格の彼女なので、だれもが彼女のことを好きだった。人脈が広いから、レストランにも知人友人が訪れている。
私も彼女も、あまり言葉で表現するのが得意ではないほうだと思う。言葉を整理してはっきりと、わかりやすく会話の中でも言える人というのは、一つの力を持っているとは思う。私はといえば、ぼやっと、またははっきり何を言いたいかわかっているのに、つい遠回りに言っていたり、途中を抜かして言っていたり、自分の中ではものすごくわかっているのにうまく伝えていなかったりすることはしょっちゅうだと思う。
ある時、彼女の家で夕飯をいただいていた席での会話中のことを私はよく覚えている。どう考えても自分の言い方ではわかりずらかったかな、という返答をしてしまい、案の定、もう一人の友人は「そういうことを言っているのではない」という風に私を正そうとした。その時、彼女は私の言いたいことをピンとわかっていた。「あ、ごめん、だからそういうことで大丈夫だろうと言いたかったの。」と私が補足すると、彼女も「そうそう、私もそう思う。」とすぐに賛同した。
変な言い方なのだけれど、ふわっとしたところで言葉でない会話をしていた、みたいなところがあるのが不思議だった。
ただでさえ言葉が苦手なのに、英語という葛藤で普段疲れる自分がいる。そんな中の休日、彼女からのメッセージは「どうしている?会いたいなあ」というような短いものなのだが、言葉ではない大きな温かいものを確かに受け取り、最高の朝を迎えた。
このブログを読んでくれている友人、それからそうでない友人たちも、今日も元気で何とか過ごしていますように。また一週間。