昨日はかなり久しぶりに人を招いて感謝祭休日。カルガリーからわざわざ私たちの家まで来てくれたのは、何度か私たち夫婦をホームディナーに誘ってくれている夫婦、カリッサとトーマス。感謝祭らしい色の花束を持ってきてくれた。
食事や一緒の写真を撮ろうと思っていたのに、当日はすっかり話すのに夢中で忘れてしまった。
この日は伝統的な七面鳥ディッシュではなくて、こてこてモロッカン料理でもてなし、チキンのタジンとなった。我ながら、だんだんコツがわかってきた。決め手となるのはいろいろあるが、その一つに、オリーブの実は、バーシャという中近東やアジア(インド近辺)の食材屋さんで売っているものを使う。それからレモンのピクルスもかなり需要。数か月前に手造りしてあってちょうどいい食べごろになっていた。
ダーリンは2人のお姉さんに作り方聞いて、ザルークというナスのディッシュを作ってくれた。ハリッサという唐辛子のペーストのようなものは手づくりもできるけれど、カナダ人はそんなに辛い物が得意でないので、今回は市販のものを添えた。
それにしても、日本食だけはうまく作れないなあと我ながら思う。食材もさることながら、なんとなく苦手意識(作るのが)と、カナディアンの口に合う日本食というのがわからないというのもある。だいたい、純和食というと炊き込みご飯や季節のものを取り入れたお吸い物、さらにおもてなしとなると、ウナギとか旬のお魚とか、どうしたってここでは手に入らないものを想像してしまう。
そして最近、これ作れたらいいな、と思うものをYoutubeでみた。世界で活躍する日本人にフォーカスした番組といえば日本にいる方はわかると思う。こういうテレビやYoutubeがきっかけに、現地の日本人やその地に旅行に行った日本人が訪れ応援できるのもいい。とにかくその番組で、確かシアトルだったと思うが、そば屋を始めた一人の日本人女性がいた。まさにこれぞ、日本食を代表できるもの。ちょっとした工夫で現地の人の味覚に合うように行き過ぎないアレンジもできる。彼女がレシピの本なんか出したら、ぜひとも買いたいものだ。
そばの手造りというのはかなりハードルが高そうな気がするが、ちょっとした次なる挑戦の動機が動き始めた。3日坊主かもしれない。長い目で温めよう。