一度はーBe there, Done that

毎年恒例のコミュニティーイベント、ロディオ&ホースの催し物がこのレーバーズデイのロングウィークエンドに行われた。

イベントはアパートの駐車場からも見渡せる距離で行われているだけに、今まで余計にチケットを買って参加する気分になれなかったのだが、今年は途中雨の降る中、半日外で文化的なコミュニティーイベントをなかなか楽しんだ。

この催しの前、スタジオのクライアントと、ロングウィークエンドは何をするか、という話をしていた。近所のロディオに行くというと、「あら、そういうウエスタン的トラディショナルイベントに興味あったの?」と少しからかいながら私に言った。「ははは。実は、一度だけは参加してみたほうがいいかもと、ダーリンの勧めに同意して今年はコミュニティーに貢献することになった。」というと、「あー、そういう時こういうイディオムがあるよ、Be there, done that.ていうの。」と、相変わらず私を教育してくれた。

 

これはBig Bang Theoryというコメディー番組で使われて、一時はやった言い回しだという。とりあえず一度参加して、人に経験したよと言え、まあ話題が一つ増えるが、一度やったらいいかな、というようなときに使うという。

イベントでは、暴れ馬に乗るロディオから、牛に乗るロディオ、馬に乗りながら子牛を縄で捕まえて縛る競技、小さな子供のカウボーイたちが羊に必死で捕まってどれだけ長くいれるかという競技、馬に乗ってピストルでセットされた風船を打つ教義、若いカウガールたちが3つの樽を馬に乗ってぐるっとその周りをまわって戻ってくるスピードを競う競技など、盛りだくさんで、なんといっても動物を近くで見れてなかなか楽しい。以下は短いがいくつかのビデオ。

女子も男子も、本当に小さいうちからトレーニングされて、恐れなく馬に乗って競技する子供のカウガールとカウボーイはカッコ良かったり可愛かったり。子供のうちはどちらかというと、カウガールの方が勇ましい気がした。小さい男の子は牛から落ちて涙する子もいた。

2番目のビデオクリップでは、馬が大変興奮しているのだが、この後興奮している馬を競技場からうまく出ていかせるために、必ず2人がそれぞれ馬に乗って待期している。競技者が落ちた後、スーっと出てきて、興奮している馬を、馬と馬ではさみ、しばらく一緒に走って落ち着かせるのだ。中には少し時間のかかる馬もいるけれど、なかなか見事なやり方で、競技より見とれるぐらい見ていて面白かった。

カウボウイハットにカーボウイブーツを履いて参加するまでには至らないが、やはり動物と一体になって行われるものは、見ていてちょっと飽きない。子牛が縛られる競技はどれだけのストレスを子牛が感じるかを考えると気の毒な気がして、なんとなく楽しみより申し訳ない気がしていたが、その他の競技はなんといっても馬が美しい。というわけで、Be there, Done that. 珍しくイベントに参加したよい週末だった。

9月、秋の始まりはいつも待ち遠しい。