今日もベランダでブログをつづる。もう昼だというのに、午後3時過ぎまではずっと日陰のベランダは、やっぱりフリースを着てブランケットを足にかけないとまだ寒い。
日本から買ってきた精雲のお線香は、ちょっとした小虫よけになっているかなと勝手なアイディアで炊いているのだが、外で眺めるお線香の煙っていうのはなんだか瞑想チックに癒される。
さて、以前ブログでも触れたことがあるかもしれないけれど、女性として美しくて品があり、おまけに頭もよろしくてハイクラスの素敵と思う女性の中で、シリアのファーストレイディー、アズマ・アル・アサダと、ヨルダンのクイーン、ラニアがいる。まあ、世の国の王様や権力者となれば、結婚相手は見かけはもちろん一級品を選ぶのだろけれど、この二人の賢さが容姿の美しさに負けないというところがやっぱりいい。
どちらかというとアズマの方が好みなのだけれど、彼女が昨年乳がんになって治療をして、最近やっと髪の毛もショートにセットできるぐらいに伸びて、「完治」の報告をしていたということを知った。
国の情勢に関する夫の政治政策のバッシングを国民からも西側のメディアたちからも受けたり、本当に情勢は大変な中だとは思うが、何よりも強い精神で腰が据わっており、それでいてフェミニンでいれるのはどういう業かと感心るばかり。
抗癌剤の治療がつらくないということはないはずだと思うのだが、ウェブで見る治療中の姿なんかは、いつものように笑顔でスタイリッシュ。情けない姿で情を買うなどもってのほか、いつも他人を元気づけるようにふるまっているように見える。
シリアの大統領夫人となって公務を務めながらも3人の子供の母親、そして乳がんにもなるという彼女の人生はかなり想像に及ばない。そう思うと凡人の幸せというのはつくづくありがたく感じる。
それにしても、ラニアもアズマも、もともと体系がスリムであるということはあったとしても、何かしら体を動かして体力維持体系維持に貢献はしているはずだと、かなり庶民的なレベルの低い話になる。女性である限り、美に関する関心はユニバーサルに年齢を問わずあるはずだから仕方ない。
VougeのチーフエディターのAnna Wintourは、「体系維持はどうしているのですか?」という質問に「エクササイズ、エクササイズ、エクササイズ」と答える。何もしないできれいでいれる、というのは10%ぐらい希望をもってさぼりたいところだが、そうはいかないというのは心の中でみんな知っている。
ここで、もう一つ美輪さんの言葉をかりて。「アンチエイジングとか、いつまでもきれいでいようとする努力は、たいへんよろしいのではないかしら。ちょっと物欲しげに聞こえるかもしれませんけれどね。ただし、どうぞ、内面の美しさの方も忘れずに努力していってください。」
心も体も、良く暮らし、よくケアし、はじけるような気持ちを忘れず、他人は自分と思い、今週も。