リトルマラケッシューLittle Marrakesh

前回のブログのジャスミンホテルがあるTaroudantという町はリトルマラケッシュといわれているそうで、旧市街の壁やスークはマラケッシュより落ち着いていて歩くにはちょうどいい人込みだった。

ずっとお肉ばかりを食していた気がして、そろそろ魚が食べたいねえ、と全員一致。このあたりならまだ魚はいけるかな、というので、レストランを探す。とはいえ、どこでもいいから入ろう、ということはしないのがダーリン。そこで、「いいことを思いついた。あれに乗ろう。」とみんなで乗ることになったのが、観光用の馬車。「このあたりでいいレストランで魚が食べれるところに連れて行ってくれ。」と運転主に頼む。

スークの中を回って、かなり観光している気分。馬が1頭で私たち全員とこの重い馬車を引っ張らなくてはならないことにはちょっと心が痛む。同じようにロバやミュールがまだまだ仕事をしているのだけれど、たたかれているロバを見るのはどこか切ない。

途中ヒッチハイク?のように友人だか同業者だかを一人、また一人、と乗せていくというか、飛び乗ってくるということがあったが、無事レストランに到着。ホテルのような大きな入り口を入る。

なるべく清潔なところ、というのがダーリンの条件に入っているようだが、見たところいい感じだった。ここではパーティーや式なども催されるようで、それぞれの部屋があった。

ドアは開いていたので撮影だけ、写真下。

魚料理がいまいちさえなそうだったのか、なんだかは忘れたが、みんな結局また肉を食べた。

この後は前回のブログにつづったように、長い夜をホテルで迎え、翌日マラケッシュへと車を走らせる。

青いレモンかオレンジか、果樹園がどこにでもできるような環境。モロッコは意外にも雨がよく降り、何年か前のマラケッシュの空港の洪水も、知識のない私には驚きだった。マラケッシュ方面に近づくにつれ、気温も変わりる。特に日中はムシムシした感じがただようが、日本のそれとは比べ物にならず、まだ過ごしやすい季節だった。