ふー、なるほどーMm...Aha!

YouTubeで多くのサブスクライバーを得ている人で、たまたま私も見てすごいなあ、と思う人の一人に、「Haruka Kikuchi(きくちはるか)」という人がいる。PRを見ると、シアトルのワシントン大学でジャーナリズムを専攻していて2019年卒業予定だそう。

彼女のビデオでは、カルチャーの違いについてよく話しているのだけれど、なかなか自らの経験を客観視して、ものすごく的を得たことを言っている。ジャーナリズムを目指しているだけあってか、ビデオの編集も素晴らしい。こんなに若いうちからこんなことに気づくってすごいなあ、と、自分の留学時代とあまりにもかけ離れた彼女の思考の深さに関心。

本当の自信をつける方法」と題したビデオの中では、いかにアメリカ社会が競争社会で、自信があるということを態度で示すというか、表にアピールすることを重視されるか指摘していた。そしてこちらでは小さなころからこの訓練はされていると思う。一方、彼女も指摘していたことだが、日本では自信というのはもっともっと内面に持つものであって、文化的に人にアピールするということに重点は置かれず、それどころか苦手な気がする。

そしてこれが、最近の私の中のカルチャーコンフリクトというか、鬱憤の溜まる原因ではないか、と思っている。言葉で表現することが日本語でも下手だから、英語で説明するとなる絶望的。説得力や表現力からかなり劣っている自分がいけないのだろう、と思っていた。けれどこれはよりカルチャーとジェネレーションの違いで生じることなのだ、と改めて思えた。相手が特に悪いことをしているわけでないので、余計どうしていいのかと思い悩みフラストレーションが溜まっていた最近。しかしHarukaさんのビデオでなんとなく、そういうことだよな、と原因が分かった気がして、ちょっと楽になったのであった。

自分が変わらなければ周りも変わらないとはよく言われる。それは自分が変わって見方が変わるから、周りも変わったと感じるのだと思っているけれど、アピールに関してはどうしても頑固な日本魂(?)が邪魔をして、彼らの真似をする必要はない、と言ってくる。その場合、自分は自分でいながら、彼らのカルチャーを客観的に見ることが救いであろう。Haruka さんの指摘に救われちょっとお礼。