不便性へのアイディアーIdea For Inconvenient

久々にIKEAへ。日本ではどんな季節も関係なく、家具などがほしければIKEAへ行くと思うけれど、ここではなるべく雪の道路条件が悪い季節や極寒の季節は避けたいから、本当に季節に影響して店の込み具合が決まる。やっと雪も解け、プラスの温度になった今からが行動開始時期。

ベッドルームのペンキ塗りももうすぐ終わりそうなので、そろそろずーとほしかった洋服ダンスを買うためにダーリンに車を出してもらう。そう、カナダに来てからかれこれ5年目だけれど、洋服ダンスを持たずに今まで来た。なければないで何とかなるものなのだけれど、そうずるずるしているのもなんとなく服に悪い気がしていた。

 

ちなみにダーリンのタンスはまだない。私のタンスの収納が実に見事にみえるらしく、かなりダーリンもほしそうだった。二人ともいろいろなことを優先していたら、相当後回しになった、またはいまだに後回しになっているタンス。

それにしても、壁のペンキ塗りやタンスの組み立ても、すべて私ひとりがやっている。が、最近「これが年を取るということだろうか」というような支障が出てきている。同年代の友人たちも、そろそろいろいろ体に異変が出てきているだろうか。なんとなく、1か月半ぐらい手の指の関節などがおかしい。始めは右手中指の第二、第三関節から、何か引っかかるように曲げた後元に戻らず、ぐっと力を入れてピンっと戻るような状態になったの最初。今ではほぼすべての指の関節に腫れたような感覚があるのだが、GoogleやYoutubeで調べると、「ばね指」という現象にぴったり当てはまる。

 

ある同年代の友人は最近抜け毛が激しいと思ったら、なんと円形脱毛が2か所できていたという。これはストレスといわれるのが一般的だったけれど、実は免疫力の衰えや遺伝という要因でできることもあり、必ずしもストレスが原因ではないらしい。髪を短くしてうまく隠し、言わなくてはわからないぐらいオシャレに帽子をかぶっていた友人。

 

機械と同様、これからはいろいろな体に起きた支障を直し直し使っていくんだろうなあ、と改めて感じる。できることをやっていけばいいし、やっていかなければならない、と、自分の身の回りのこともできなくなったレジデントさんたちと向き合っていると、そう思う。

 

それにしてもペンキ塗りっていうのは、手作業しかないのかなあ、とつい便利なツールを求めたくなる。これもまた、必要不可欠で自然な考え方だと思うのだけれど。