シヌークがきて、すっかりマイナス度の続いていた日々からちょっとブレーク。11月も終わりというのに、この暖かい気候を味わえるのはカルガリーならではのことだから、これだけはアルバータ州の中でもここを選んでよかったと思う。
今日はハイキングをしない手はないと、よく行く近所の山へ。雪後の晴れた山というのは、溶けかけた雪が凍ってつるつる滑り足場が悪い。予想はしていたけれど、まあまあ気を付けて登れば行ける、という状況だった。結局ダーリンは合計3回滑って転んだけれど、幸い特にけがもなくすんだ。
滑って転ぶというのを、私もカナダに来て数回経験したけれど、運動神経とか何とかにあまり関係なく、本当に「え?」と思うぐらい人は転ぶ。だから、氷った道を歩くときは自信過剰になってはいけない、ということを学んだ。
結構前のことだけれど、これは日本でのこと。自転車に乗ったお爺さんが自転車と一緒に倒れそうになった。そこへ通りがかりの別のお爺さんが助けようとしたのだけれど、そのお爺さんも一緒に倒れてしまった。自転車には前にも後ろにも買い出しのものがいっぱい詰まった段ボールが載せられていて重すぎたようだった。
二人のご老人が一緒に腹ばいに倒れてしまったので、私もあわてて駆け寄り、重い自転車を何とか起こした。助けようとしたおじいさんのほうが、ひざやあごをアスファルトにうってしまい、かなりいたそうだった。2輪車というのは、お年寄りが愛用するには車より便利だけれど、かなり不安定の乗り物だから、やっぱり思わぬところで事故が起きやすい。ともすれば大けがをするだろう。私の祖父も自転車で転んでけがをしたことがあった。過信はある年齢を行ったら危ないよなあ、とは思うけれど、たいていの人は自覚なく、転んだのが年のせいだとは思はないだろうし、ちょっとしたアクシデントは誰にでもどこでもあるものと思うかもしれない。しかし大きな違いは、いうまでもなくけがを負う程度と、そのけがが治るまでの影響が年齢によって違ってくるよなあ、と思う。
車の免許同様、自転車もある年齢を越えたら3輪か4輪車に乗り換えるようにしたらいいのに。3輪車、または4輪車ほど安定していて安全な乗り物はないと思う。
お年寄りの3輪または4輪車の普及…ないかな。