ほら、もうこんなに冬。
アメリカの大統領とファーストレイディがアジア滞在中、日本の番組で流れる日本滞在中の2人の様子をYoutubeで見ていた。ポリティカルなことは全く勉強不足だからさて置かせてもらい、勝手な憶測と個人的な見方で、日本だけでなく、アジアの国々滞在中のメラニア夫人にほっとしていたことがある。
スロバニア生まれの東ヨーロッパ育ちであるミラニア夫人は、アメリカではファーストレイディーとしては、一般市民に親しまれがたい映像がよくメディアを通して見れる。その点大統領のドナルドの方は、問題発言や行動が多いものの、政治的な見方をしない庶民の中ではとりあえず人気もある。災害があった州で、ボランティアの給食の手伝いをして、「どうぞ。どうぞ。」と盛られた食事を配ろうとしても、ミラニア夫人の手から取っていく市民はそっけなく冷たい。そのうち、うつむき何も言わずに手渡すだけになった映像を見たとき、あらららら・・と思わざるを得なかった。大体がサングラスをかけて大衆の前に出る彼女の表情はいつも固く、居心地悪そう。
そして今回の日本及びアジア格国での滞在中の彼女の表情は、ものすごく自然で緊張が取れた笑顔が浮かんでいた。正直初めて見た表情。安倍総理の奥様のおもてなしは、それはそれは日本人ならではの、メラニア夫人のことをよく考えてのものだったことと想像するし、中国でも普通にファーストレイディーとしての扱いを受けながらパンダの観察に目じりが下がっている。
米国内ではトランプ大統領の娘、イヴァンカ嬢がまるでファーストレイディー扱いされているということも一つあるだろう。貴重な日本のTVの映像をダーリンに見せて、いつものように感想を言う。ダーリンが付け足しに曰く、「貧しい東ヨーロッパ生まれの彼女は、ヨーロッパの首相やファーストレイディーのなかでは、ある種劣等感や差別を感じているところもあるかと思う。でもアジアではそういうのがまずなく、ファーストレイディーの一人としてしか扱われないから」なのではないか、という。なるほど。ヨーロッパでも東ヨーロッパ人が受ける差別というのが根強くあったんだ、と改めて思い出す。女性として、もっともっとこのチャンスを利用して素敵なレイディーになっていったらいいのに。つけあがるのではなく、慈悲の心というのがついてくればいいのだろうけれど、少なくとも今の彼女には自信がないせいか、彼女からつけあがった感じがないところは、私は共感したい。