いつもの散歩道は、うっとーりするほど美しく、写真や映像に録りたくなるのは仕方ない。ちょっぴり長いけれど(2分ちょっと)一緒に散歩してもらおうとアップしてみた。5日ぐらい前の景色。
今もまだ秋っぽくあるけれど、だいぶ木の葉は散り、以前見えなかった景色が空っぽの木々の間からよく見えるようになった。そしてなんと月曜日には、大雪吹雪の日があった。
その日、世の中はラスベガスの発砲事件とエドモントン(アルバータ州の首都)での暴動事件がメインの話題だったけれど、私はそれらのニュースの詳細より天候の心配が大きく、ダーリンに送ってもらうか自分で運転するかの選択の瀬戸際だった。今週はカルガリーの北にあるエアドリーという町で仕事のトレーニングがあり、40分ぐらい運転しなくてはならなかったからだ。日本と違ってハイウェイだらけで、こんな細い脇道でもハイウェイ。だから、スピードは時速100㎞の表示。私の行く道はまさにこのメインでない坂とカーブの細い道のハイウェイ。結局自分で行くことになった。
初めての、ある意味ラッキーな経験をした。辺りは暗く吹雪で強い風のなか、3分の1ぐらい走ったあたりで、あっという間にハンドルを取られた。右へ45度、左へ45度、その後360度グルーとまわって止まれた。マイカーはツーウェイドライブの小さい車で、冬用のタイヤに切り替えていない(こちらはチェインなど付けず、冬用のタイヤに切り替えるのが普通)。
脇道へ落ちている車はその朝少なくとも3台は見た。対向車が来ていなかったことが何よりの救い。もう行くしかない。そこから先は時速100kmの道を慎重に40Kmで走り続ける。後ろの車も、さすがに私との距離を十分とってくれていた。(あのようなターンを見たらだれでも離れていたくなるかな。)
急カーブの登り坂や細い橋の上なんか、30kmでしっかりハンドルを握っていた。メインのハイウェイでも同じように事故が多く、ゆっくり運転のアナウンスがラジオから繰り返しながれていた。着いてみると、運転が困難だから出勤しないという職員もいて、私こそ来るんじゃなかったーと大後悔。
帰りは混まない時間にと雪の止んだランチ後に返してもらったのだけれど、風速がものすごく、横からふぶく強い風で来る雪のせいで、文字どおり1m先が何も見えない・・・・。やっぱり30-40kmのスピードを貫き、帰宅。無事に帰れたこと、誰に感謝しよう。マイカー頑張った。
一つだけダーリンがいつも教えてくれていたことが役に立ったことがある。それは、道が滑ってハンドルを取られたとき、ブレーキを踏むなということ。すかさず進行方向をみてタイヤをまっすぐにすることだけに集中しろと。とはいえ、やっぱりラッキーだった。うはー。トレーニングが終わり、また素晴らし人々との出会いがあったから、◎。来週はカルガリーの施設でオリエンテーション。どうかまだ秋っぽくありますように。